ボイトレ割り箸発声法やり方｜自宅で簡単にできるボイトレ法

●このボイトレの効果

声帯周りの筋肉を鍛えることで歌が上手くなる・話し方や滑舌が改善される
表情筋・口輪筋を鍛え、口を正しく開いて発声することで明瞭で聞き取りやすい声になる

●用意するもの

割り箸一膳（割っていない状態のもの）

●ボイトレ方法

①割り箸の太い方を縦にして前歯で噛む
②「ア・エ・イ・オ・ウ」それぞれの正しい口の開き方を確認する
③その状態で「ア・エ・イ・オ・ウ」と繰り返し発声する
（ポイント：「ア・エ・イ」は横に思いっきり開く、「オ・ウ」は縦に思いっきり開く）
④「オア・オア・オア・オア」
　「オエ・オエ・オエ・オエ」
　「ウエ・ウエ・ウエ・ウエ」
　「ウイ・ウイ・ウイ・ウイ」
と繰り返し発声する
（ポイント：口を縦・横・縦・横とはっきり動かす）
⑤「ウォ～・ウォ～・ウォ～・ウォ～」と高音で繰り返し発声する

●ポイント

★トレーニングなので、普段の口の開きよりも大きく口を開くことを意識する

●このボイトレの効果

声帯周りの筋肉を鍛えられる
高音が引き上げられるようになる

●用意するもの

割り箸一膳（割っていない状態のもの）

●ボイトレ方法

①ひょっとこのように口をとがらせ、割り箸一膳を上唇と鼻の間にはさむ
②その状態で「ウオウオウオウオ」と発声する
③②を中音から徐々に音程を上げていき最終的には高音で発声する

●ポイント

★「オ」の時にアゴを下げず、口の形をほとんど変えないまま発声する
★アゴの下の筋肉が突っ張るような感覚になっているか意識する

●このボイトレの効果

声の高低を自在にコントロール出来るようになることで、歌の音程が良くなる、抑揚のある話し方が出来るようになる
声帯や横隔膜を操る筋肉を鍛えることで、歌の音程が取りやすくなる、抑揚をつけやすくなる

●用意するもの

割り箸二膳（割っていない状態のもの）

●ボイトレ方法

①割り箸の太い方を縦にして両奥歯で噛む
②「アーアッ！・アーアッ！・アーアッ！・アーアッ！」と発声する
③「ア～ア～ア～ア～」と発声する
（ポイント：「～」のときはサイレンのように声に高低をつける）
④「ア～ア～ア～ア～アッ！」と発声する
⑤「アーーア～ア～ア～ア～アッ！」
　「アーーア～ア～ア～ア～アッ！」
　「アーーア～ア～ア～ア～アッ！」
　「アーーア～ア～ア～ア～アッ！」と繰り返し発声する
（ポイント：「アーー」は真っすぐ伸ばす、「ア～」はサイレンのように高低をつける）

●ポイント

★「ッ！」のときは声を切って呼吸をせきとめる、おなかがピクッと動くように

●このボイトレの効果

滑舌が良くなることで、歌を歌う上で聞き手が歌詞が聞き取りやすくなる
話す上で言葉が明瞭になり、ハキハキとした好印象を与えることができる

●用意するもの

割り箸二膳（割っていない状態のもの）

●ボイトレ方法

①割り箸の太い方を縦にして両奥歯で噛む
②「ラー・ラー・ラー・ラー・ラー」
　「ター・ター・ター・ター・ター」
　「ナー・ナー・ナー・ナー・ナー」
　「カー・カー・カー・カー・カー」
　「サー・サー・サー・サー・サー」と発声する
③「ラタラタラタラタ」
　「ラナラナラナラナ」
　「ラカラカラカラカ」
　「ラサラサラサラサ」と繰り返し発声する

●ポイント

★「ラ」は上あごについた舌をベタンと下ろすように、「サ」は舌の先端、「タ」「ナ」は舌の真ん中、「カ」は舌の根本が、それぞれ上下に動くことを意識します。舌が前後に動かないようにしましょう。

●このボイトレの効果

歌を歌う上で声が通るようになる、声量UPする、歌声が安定する
話す上で声の通りが良くなる、声が大きくなる、話し声が安定する

●用意するもの

割り箸一膳（割っていない状態のもの）

●ボイトレ方法

①割り箸の太い方を縦にして前歯で噛む
②その状態で歌詞の母音だけで歌を歌う、話す言葉を発する
　例：歌詞「愛してるーの響きーだけーで」→「あいええうーおいいいーあえーえ」
　例：話す言葉「おはようございます」→「おあおうおあいあう」
（母音への変換が難しいと感じる場合は、すべて「あ」で歌う・話す方法でも良い）
③割り箸を噛んだ状態で実際に歌詞を歌ってみる、話す言葉を発してみる

●ポイント

★割り箸を噛んでいることで、声の通り道ができ、スムーズに声が出てくるイメージをしながら発声しましょう。母音だけで音程を合わせてから、または話す声の音を整えてから、子音をつけて発声しましょう。アゴが固定されることで舌だけが動き出すため、口が正しい形に開いているか、舌が正しい形で動いているかを意識しながら発声しましょう。

ボイトレ割り箸発声法は、

★割り箸を噛み、のどを理想の形に開いたうえで、表情筋・口輪筋・舌の筋肉・声帯周りの筋肉・腹筋など、発声に必要な筋肉を鍛える
★割り箸を噛んだ状態で、歌ってみる、または話してみる

ことで、歌唱力が上がり、話し方が改善される